Archives mensuelles : janvier 2014

image_pdf

ルイ15世様式 くるみ製ベッドサイドテーブル

20世紀初頭にクルミを用いて作られたルイ15世様式の状態が非常に良いベッドサイドテーブルです。

脚がカーブするように作られ、アカンサス(ヨーロッパに生息するアザミの一種)の葉が彫られています。また、開き戸の中には陶器が埋め込まれています。

天板には赤い大理石が用いられています。
仕上げには伝統的なワックスを使っています。

http://youtu.be/INeqUFvHB_4

詳細写真はこちらから
http://laurentcluet.com/details.php?ref=LPC003

ホームページ
http://laurentcluet.com/home.php

Laurent Philippe Cluet

br_c_1441_1

ルイ16世様式 一組の椅子 黄色生地

ルイ16世様式で作られた一組のイス(LPC004 & LPC005)です。

ブナ材で作られ、脚部にはコマとアバラのような溝が彫りこまれています。

背もたれの上部には矢筒とたいまつがモチーフとして使われ、座る部分には伝統的な方法として、ばね、植物の繊維、そして馬の毛が使われています。

 

黄色のベースに、青い花が布張りに使用されています。
仕上げには伝統的なワックスが使われており、状態は申し分ございません。

http://youtu.be/fm9QqnSqa9I

詳細写真はこちらから
http://laurentcluet.com/details.php?ref=LPC004

ホームページ
http://laurentcluet.com/home.php

 

Laurent Philippe Cluet

br_c_1441_1

クルミ製 ルイ15世様式 ベッドサイドテーブル 化粧張り

20世紀初頭にクルミを用いて作られたルイ15世様式の状態が非常に良いベッドサイドテーブルです。 脚がカーブするように作られ、アカンサス(ヨーロッパに生息するアザミの一種)の葉が彫られています。床と接地する部分はエスカルゴを形作り、丈夫にはフローレット(小さな花)がモチーフに使われています。 開き戸の内部と天板には大理石が用いられています。 正面、サイド、引き戸には化粧張りが施されており、断面図が四角に見えるよう工夫されており、この様式を »carré »と呼びます。 仕上げに伝統的なワックスが使われています。

http://youtu.be/9nIRPH14J7E

詳細写真はこちらから
http://laurentcluet.com/details.php?ref=LPC006

ホームページ
http://laurentcluet.com/home.php

 

Laurent Philippe Cluet

br_c_1441_1

ルイ16世様式 一組のメダリオンアームチェア

こちらのメダリオンアームチェアー(LPC001 & LPC002)にはたくさんのモチーフが使われています。 脚部にはコマとアバラのような溝が彫りこまれています。
座面との接続部には小さな花が、そしてアームレスト部にはアカンサスがモチーフとして使われています。
メダリオンとよばれる背面の上部にローリエと周囲にはリボンと真珠のネックレスが用いられています。
座部は今年、アップホルスタリーと呼ばれる伝統的な方法で張替えが行われており、内部にばねと馬の毛が使用されています。
布張りの生地申し分ございません。
仕上げとしてアンティーク調のペイントが施されています。

http://youtu.be/eQgcMVxjHC0

詳細写真はこちらから
http://laurentcluet.com/details.php?ref=LPC001

ホームページ
http://laurentcluet.com/home.php

 

Laurent Philippe Cluet

br_c_1441_1

ルイ・フィリップ様式 円卓 ゲリドン

非常に見栄えの良い円卓で、上部天板をまっすぐ立てることが可能です。
三本の脚にはアカンサスが彫られており、真ん中の柱にはバルブと呼ばれるふっくらとした形が用いられ、ルイフィリップ様式によく使われるモチーフとなっています。
脚部にはマホガニー材が使用され天板部にはクルミが使われています。
天板部について、正確には、おそらくですが、松が使用され、化粧張りとしてクルミが使われています。

仕上げに伝統的なワックスが使われています。

http://youtu.be/25ruLplpJAg

詳細写真はこちらから
http://laurentcluet.com/details.php?ref=LPC008

ホームページ
http://laurentcluet.com/home.php

 

Laurent Philippe Cluet

br_c_1441_1

イスのレストアの際にできる釘穴の処理方法

紳士淑女の皆様おはようございます。

Good morning Ladies and Gentlemen,

本日は、座部のレストア方法についてお話していきます。

Today I am writing about the seat restoration.

伝統的なアップホルスタリー(座席の部分のスプリングや詰め物)にはたくさんの釘がつかわれおり、この釘を”Tack”もしくはフランス語で »Semence »と呼ばれています。これらの使われているTackはストラップ部、糸、ヘシアンクロス等の修繕に使用します。

Tackには様々大きさや形があります。

In the traditional upholstery , a lot of nails are used, these nails are called « tack » (or « semence » in French). You need these tacks to fix the straps, also to fix the strings, hessian and others things too. These tacks comes in different sizes and shape.

semences for アップホルスタリー  - Laurent Philippe Cluet

2種類目の釘がデコーレーションネイルです。こちらの釘はレストレーションの最後に布張りをする際に使用します。

A second kind of nail is also used, that’s the decoration nails, that you put at the end to fix the final fabric.

 

とにかく、座る部分が擦り切れてしまったり、ヘタれてきて、すわり心地が悪くなってきた時にレストアする必要があります。修繕するために釘を取り外すと、たくさんの穴が木材にできてると思います。そのままの状態で新しい釘を打ち付けることは非常にむずかしいです。

Anyway, when the seating part is worn out or when it become « tired », I mean when it has lost too much of its comfort, you have to restore the seat. As you have to remove all the nails for restoring the seat, there might be too many holes in the seat structure after few restoration. Then it becomes difficult to hammer in the nails or even the nail may not be strongly maintain in the wood.

アンティークスツール - ロホン フィリップ クルエ

 

だからこそ、この釘を抜いた穴を埋める必要があります。それが、初めてのレストアだったとしても、です。

So you may want to plug these holes (even if it is the first time the seat is to be restored).

crosspiecesの穴

 

この穴を修復には様々な方法があります。今回私は自分で作成した wood fillerと呼ばれるものを使用しました。これは、木材にヤスリをかけるさいにできる木の粉、繊維と魚糊を混ぜ込みます。

There are different method to take care of these holes.  I am using a wood filler that I make myself  at the atelier. It is a mix of wood powder, wood fiber and fish glue. I make the wood powder with sandpaper and wood fiber with the rasp.

wood powder -  ロホン フィリップ クルエ

 

一度混ぜ込んでwood fillerを作ったら、釘穴にヘラを使いしっかりと埋め込んでいきます。このときにはみ出してもいいので漏れがないようにします。

Once it is mixed in the recipient, you spread it on the wood to feel up the holes with a spatula.

eco wood filer - Laurent Philippe Cluet

crosspieces holes filled 2 - ロホン フィリップ クルエ

crosspieces holes filled - ロホン フィリップ クルエ

しっかり乾燥が終わった後、はみ出した部分の取り除き作業に入ります。

Once it is dry, you can start to remove the excess.

非常に効率的なのがこのwood fillerは魚糊をメインで使っているので、はみ出した部分を取り除くのにヤスリを使う必要がないことです。

The good point of this process is that you don’t need sandpaper to remove the  excess, so you don’t remove wood at all.

今回、私は熱いお湯と布の端切れを使い軽く絞って吹いていきます。

少しづつ少しづつやっていくことで穴は消えていきます。はみ出した大きな塊はナイフなどを使って取り除きます。このときに、傷を付けないように、慎重に行う必要があります。

I am using hot water and a piece of cotton fabric that you wring a bit before rubbing the wood.

Little by little all the wood filler outside the holes will disappear. For the thick excess you can use with a small  hard blade. That’s the time to be careful not scratching the visible part of the wood.

このように修復を行うことで元々木の持つ良さが損なわれてないことがわかると思います。

You can see that the wood is intact.

atfer removed - ロホン フィリップ クルエafter removed 2 - ロホン フィリップ クルエ

 

Laurent Philippe Cluet

br_c_1441_1

 

 

Cabriolet

Good evening everyone,

皆さんこんばんは。

In antique furniture, there are many types of seats with many types of function.

So there are many types of appellation. Today we will clarify about the seats called « cabriolet ».

In this note, I am referring only to the French furniture.

So what is a chair called cabriolet ? as you may have heard this term.

アンティーク家具には、様々なイスやソファのタイプがあり、その機能の違いから、呼び名も違います。

本日は« cabriolet »についてお話しましょう。

ちなみに、私はフレンチアンティークについてしゃべっております。

では、どのようなイスが« cabriolet »と呼ばれているのでしょう?もしかしたら、カブリオレという名前を皆さん聞いたことがあるかもしれません。

 

In the Justin Storck (it seems he was French despite his name which sounds Anglo-Saxon) cabinet-making dictionary , at the word cabriolet definition page, we have few illustration,  but that’s definitely not clear. You could think that any armchair is a cabriolet.

Justin Storckによって作られたcabinet-making dictionary(家具作りのための辞書)のカブリオレの定義のページではいくつかのイラストがありますが、これらの定義だけではわかりづらいです。アームチェアであればカブリオレなんじゃないかと思ってしまうかもしれません。

下にJustin Storckの辞書cabrioletについてページ

 Justin Storck about cabriolet

 

So another source is Roubo, on page 615 and page 634, he explains us, that the cabriolet chair (or armchair), is the one with a curved shape for the flat part (the seating part) so the back of the chair (or armchair) as to be concave.  And to clarify completely he draw a fully detailed illustration.

About the name itself, Roubo says he does not know if it has something to do with the vehicle of the same name that also appears during this era.

では、Rouboのページをめくってみましょう、615ページと634ページにて彼はカブリオレ、もしくはカブリオレアームチェアーは座る部分が上から見たときに湾曲しており背もたれ部がその座部に沿うように湾曲しているイスを指すと定義しています。イラストでよりわかりやすくするため、詳細を描いています。

彼の名前でもある家具職人のバイブルであるRouboにおいて、車の名称に使われているカブリオレとの関連ははっきりとしていないと書かれています。ただ、同じ時代にカブリオレと呼ばれる馬車が登場したことが知られています。

下にRouboのページ634

 Roubo page 634

下にRouboのイメージ231

Roubo illustration 231

Anyway, more recently, in the “Mobilier domestique” tome 1, page 48, it is also clarified. Havard is quoted and the Encyclopédie (Diderot’s) is quoted. They are taking the same definition as Roubo, which is a chair (or an armchair) with a concave back.

後に作られた“Mobilier domestique”第一巻の48ページにおいてHavardEncyclopédie (Diderot’s)Rouboと同じように背もたれ部が座部に沿って湾曲しているイス、アームチェアをカブリオレと定義する、と引用されています。

 Mobilier domestique page 48

So therefore, we can say that a chair or an armchair, can be qualified by the term “cabriolet” if its back is concave.

これらのことから、アンティークのイスやアームチェアがカブリオレかどうかを確認するためには背もたれが湾曲しているかどうかを見ることで判断することができます。

下にcabrioletアームチェアです(背もたれは湾曲しているので)

 cabriolet armchair

下にcabrioletではありませんチェアです(背もたれはフラットなので)

non cabriolet chair

Laurent Philippe Cluet

br_c_1441_1

Table à manger Louis XV

Good evening everyone.

皆さん、今晩は。

Today I will talk about this table.

ロホン フィリップ クルエ - オークテーブル

This is a Louis XV style, all in oak, and it is from the beginning of the 20th century.

So let’s say it is about 100 years old.

I purchased it in France, in the village called Bazeilles, here http://goo.gl/maps/HIlrX.

本日はこちらのテーブルについてお話したいと思います。

このテーブルはルイ15世様式で作られ、すべてオーク材が使われています。

20世紀初頭、およそ100年前に作られました。

 Anyway, the good point for this table was that it comes with the « parquet de Versailles » shape parquetry on the top side and also there are 2 extensions that also come with the same parquetry. The overall state was quite good.

こちらのテーブルの良い点として上げられるのが、 »parquet de Versailles »(ダイアモンド模様)が寄木細工で天板に作られ、2つの拡張部にも同じように細工が施されています。

As in most case anyway, there is at least a small maintenance to do.

In the case of that table, the thing is that there were a very little bit of looseness in some foot junction.

Having looseness on antiques oftenly happen and might be normal according to the element concerned. But indeed having looseness on the foot is a crucial issue as it can get worse and worse. So you have to sort out the issue in a very proper way and make sure there is no looseness at all after your intervention on the furniture.

おおよその場合において、アンティーク家具には多少のメンテナンスが必要となります。

こちらのテーブルは脚部の接続は少しゆるくなってきていました。

このような緩みの発生はどの様なアンティークにおいても使っているうちに起こり得ます。

脚部の緩みは悪くなることがあってもよくなることはありません。

その緩みがひどくならないうちに、適切な方法でメンテナンスをすることで、また長い間使用することができるようになります。

 

To do it, you have to disassemble the feet from the crosspieces. As it is assembled by the “tenon-mortise-dowel” structure, you first have to push out all the dowels, by pushing them out from the narrowest side.

Once it is done, and if the glue is not working anymore, you can disassemble the feet from the crosspiece. You may use a mallet during this operation. Then you are done with the disassembling.

この緩みを直すためには、脚部を横材からはずすことから始めます。

この時代の家具は“tenon-mortise-dowel”と呼ばれる方法で組み立てられているものが多く、まずdowel(木製のピン)を狭くなっている後ろ側から押しはずします。

すべてのdowelをはずし終わり、接着がゆるくなっている場合、脚部を横材から取り外すことができます。すべての工程において木槌を使用することで、家具を傷つけることはありません。これで、分解が完了です。

 disassembled table- Laurent Philippe Cluet

Now you have to think of re-assembling it. The same tenon should be re-assembled with the same mortise, as they were made to fit together. In our case we don’t need to worry about it as the corresponding marks for each set of tenon-mortise were already made.

But before you reput them together, you have to remove the old glue. I did it with sandpaper, of course remove the old glue just enough not too much, if there is a bit remain it is acceptable. If you scrub too much, you may create looseness between the tenon and the mortise and that’s exactly what we don’t want to happen.

次に、考えなければいけないのがどうやって再度組み立てるか、です。全てのtenon(木材凸部)とmortise(木 材の凹部)の組み合わせはオリジナルのものと一緒でなければいけません。しかしながら、今回のこのテーブルにおいては、作られたときに組み合わせがマーキ ングがされており、間違うことはありません。

old glue- Laurent Philippe Cluet

再度組み立てる際に気をつけなければいけないのが、もともと使われていた接着剤(魚糊)を取り除かなければなりません。少々残るくらいであれば問題ないですが、多くを取り除くために私はサンドペーパーを使用します。

この作業は緩くなった接続部を修復するために行っているため、削りすぎないように細心の注意を払う必要があります。

 

As Roubo said, the fish glue is the best to assembled wood, and that’s the one we will use.On the top of that, the fish glue will fill the small gaps, so that’s definitely the one to use.

The strong glue could have been eventually used too, but it is about 10 degree Celsius in my atelier, so keeping the part to assembled hot and the glue too, plus manipulate these large pieces of wood in small atelier would have been a challenge.

Rouboによると、魚糊が木材の接着には一番適しておりstrong glueを使うこともできますが、私が今回使用するのは魚糊です。魚糊は、接続部の小さな隙間を埋めてくれるため、脚部の緩みを修復するためには間違いなく一番適しているといえます。

作業場は10度ほどと低く、strong glueを使うためには接着部を暖め続けることが大事であり、その間全ての大きなパーツを固定しなければならず、狭めである私の作業場では困難でした。

 So I put the glue, assembled the table and put the clamps.

Once dried, we can see that the feet have absolutely no looseness anymore.

接続部に魚糊を塗りきっちりと組み上げた後は、クランプを使用して乾くまで固定します。

このときに、dowelの穴のずれがないように気をつけなければいけません。

乾いた後、全ての脚部にゆるみがなくなったことが確認できました。

 Oak table- glued and fixed with clamps

We can now adjust the finishing.

これで仕上げを行うことができます。

Laurent Philippe Cluet

br_c_1441_1